社会科の学習について考えるうえで、まず知っておきたいのは、中学校の社会という教科がどのように構成されているのかということです。 中学校の社会科は、大きく分けて「地理」「歴史」「公民」の3つに分けられます。地理は、世界の国々や日本各地の地形や文化などの特色や、世界と日本とのつながりについて学習するものです。歴史は、小学校6年生で学習する歴史の授業をさらに深める形で、日本国内外の過去の出来事や活躍した人物などについて学ぶ学習です。公民は、今の政治や経済、法律など、私達が生きる民主主義の社会の制度などについて簡単に学ぶ学習です。 これらのうち、歴史は暗記すべきことが非常に多く、完全に暗記主体の科目といえます(もちろん例外的な問題も出題されます)。一方、地理や公民は、暗記すべきことも多いですが、歴史と比較して、地図や統計などの図を読み解く問題が多いということがいえます。貿易関係の統計や、選挙制度を説明する図など、重要な学習内容が図表で示されていることも多いのが特徴なので、それらの図が何を示しているのかという事を自分の頭の中で考えていく思考力も重要な要素となります。 また、高校入試になると、これらの分野を融合させた総合的な問題も出題され、地理で学んだ事と歴史で学んだ事、公民で学んだ事のそれぞれの知識を生かしながら解いていく問題も多く出題されています。それらの問題は、まずは各分野の学習内容を十分に理解していないと解けない問題です。まずは、難しい事を考えなくても解けるような基本問題から解けるようにしなければなりません。まずは、毎回の中間・期末テストの対策のための学習で地道に少しずつ暗記すべき用語や理解すべき図表を使いこなせるようにしていきましょう。
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