学校の定期テストに関する大きな悩みの一つに、中間・期末テストの対策のための勉強時間をなかなか確保する事ができないという内容のものがあります。特に、厳しい部活動の練習を毎日行っている人にとっては、自宅に帰っても疲れているということで、勉強の時間を確保するという事が困難だと考えている人もいると思います。 そうした人達の場合は、学校で少しの空いた時間を見つけて、そのような時間を学習に生かすということが大切です。たとえば、多くの学校では、教師が出張や何らかの用事で授業にこられず、自習としてプリント課題などを行うという時間が少なからずあると思います。そうした時間のとき、プリントなどの提出課題が終わった後は、時間が空いていると思います。そうした余った時間を活用して、授業で学習してきたことの復習の時間として生かすということが大切です。そのほかの場面でも、何かの用事を待っているときの待ち時間を生かしていくなど、空いた時間を見つけて生かすということが大切になります。 社会の場合、数学や英語のように、前の学習の苦手な部分を固めなければ次の学習も理解が困難だという科目ではないので、苦手な単元があっても、次の単元が苦手になるとは限りません。これからの学習次第では、定期テストへの勉強に力を入れ始めて短期間に成績が伸びやすいということがいえます。 ただし、暗記は、繰り返しの作業の中で定着するものですので、学校の中で少しでも空いた時間があれば、その時間を、5分でも10分でも生かして学習に当てるということが大切です。空いた時間を探して、その時間を勉強に生かすということを常に考えていれば、時間を有効に使えるようにもなりますし、繰り返しの暗記作業の中で、理解できなかった部分でも理解できるようになると考えられます。 また、空いた時間を有効に生かすためには、机や筆記用具がなくても勉強できるような工夫が必要です。常に携帯できる小さなメモ帳などを準備し、そのメモ帳を「暗記メモ」として自分で大切なところをまとめるメモ帳にするということも良いアイデアです。「暗記メモ」を使って、赤シートなどで答えを隠して勉強できるように工夫するなどの準備をしておけば、机や筆記用具がなくても、空いた時間に5分〜10分程度でも勉強することが可能になります。自作の「暗記メモ」をまとめる時間は、数十分から1、2時間くらいのまとまった時間が必要なので、土日などの休日に、自分で覚えておきたいところを「暗記メモ」にまとめるという作業が必要ですが、そのときの「暗記メモ」作成も自分の力で行えば、その「暗記メモ」作成そのものも勉強の一環として、学習内容を覚えることができる時間ととらえる事ができますので、勉強に使える時間が少ないという人も、時には、まとまった時間を取って学習時間に当てるという機会を見つけることが大事になることもあります。
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