中学校の社会科で公民の学習を行う場合、一部の中高一貫校などを除いては、中学3年生から授業が始まるケースが多いものと思います。そして、公民の授業が行われる期間は、基本的には塾や独学などを通じて高校受験対策も並行して行う必要性があり、地理や歴史の復習にも時間をかける必要があります。 そのため、公民の場合は、多くの人が受験前になると、勉強時間の不足や復習の定着不足を感じて焦ってしまうことがあります。地理や歴史の学習と比べて、公民の学習は手薄になってしまっているのではないか、という不安を感じる人が多いのはそのためです。 しかし、公民の学習の復習の量が少ないのは仕方がないことともいえ、公民の学習に不安を感じているのは受験生なら同じ事だと思います。そのため、公民の学習量に過度に不安になる必要はありません。解ける問題、理解できる問題から着実に解いていくことが重要です。 このサイトの別のページでも述べたとおり、公民の学習は、地理や歴史とは別の形で、図や表を使って大切な部分を覚える事が大切です。地理や歴史のように細かい部分まで覚える必要性はありませんが、大切なのは「考え方」を理解することです。公民特有の図や表を使って、内容を理解していくことが、公民の学習をすばやく理解するだけでなく、受験という枠を超えて将来生活していくために必要な、基本的な制度や権利を知る学習にもつながります。 ここでは、公民の学習の全てを網羅する事はできませんが、学習の要点を図や表を交えながら、特に大切なところだけをわかりやすくまとめました。また、公民の学習は日常のニュースなどと関連している事が多いので、まずは「受験対策」というように堅苦しく考えず、日常のニュースに興味を持ちながら、公民の教科書と日常との関連を自分なりに考えてみると、学習が興味深いものになり、少し長期的な視点で見ると学習内容の理解にも繋がります。また、現実を見据えて、目先のテストや高校受験の問題を解くために必要な最低限の知識をコンパクトにまとめたので、勉強時間が足りないという人にも役立てていただければ幸いに思います。
sponsored link
目次
自由研究・調べ学習特集
参考サイト
公民まとめ一覧
Amazon
(c)中学生の社会(地理・歴史・公民)の中間テスト・期末テスト・高校受験の勉強法