中学の歴史の学習は、日本の歴史だけではなく世界の歴史の流れも同時に理解する事が重要だという事については前のページまでの部分にすでに解説したとおりです。 ただし、世界の歴史を学ぶ上で重要なのは、年表の理解だけではなく、世界の重要な出来事が起こった場所を覚えておくという事です。学校の中間・期末テストや高校入試では、ある歴史上の出来事に関連した場所を、地図で示された場所の中から選択するなどの問題が出題されます。そのため、地理の学習のように、地図上の場所と地名をセットにして、歴史上の出来事が起こった場所について記憶しておかなければなりません。 ある歴史上の出来事に関連した場所を、地図で示された場所の中から選択するなどの問題は、中間・期末テストの前に学校のワークやプリントなどで繰り返し解き慣れておくと、実際のテストや入試の時に非常に楽に問題を解くことができるようになります。 また、地名や地図については、地理の学習では非常に重要な学習内容になるので、歴史上の出来事に関連した場所を地図で覚えるときには、地理の学習と関連付けながら学習すると非常に効率よく覚える事が出来ます。例えば歴史の学習において、中世ヨーロッパについて勉強しているときには、地理の学習でヨーロッパの地名を覚えたときの事を思い出しながら問題を解いておくことが大切です。 ただし、地理で学ぶ内容は現在の世界各地に関連する事がほとんどであり、一方の歴史の学習の内容は、昔の出来事について学ぶものになっているので、もし、昔の地名と現在の地名などを間違ってしまい混乱してしまうようなことがあれば、一旦は地理と歴史の学習を切り離すという判断をしなければならない時期もあるかもしれません。ただし、基本的には、先ほど述べたように、地理と歴史の学習を関連付けたほうが、暗記の負担を減らす事につながるものと考えられます。
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