社会の教科書を読んでみると、歴史上の人物の活躍や大きな出来事などについて学習するページが続いている中で、少し異質だと思うページにたどり着くことがあると思います。例えば、いきなり庶民の文化に関する記述があって、その中で有名な絵画や彫刻、書物などの名称や写真があり、その作者などについて取り上げてあるページがあると思いますが、こうした「文化」に関するページは、歴史上の人物の活躍や大きな出来事などについて学習するページの流れから切り離されたように感じる人も多いと思います。 しかし、有名な絵画や彫刻、書物などの名称や写真などがテストや高校入試で問われることも多くあります。文化史に関する部分は、「〜の時代に〜のような文化が流行し、その時代の代表的な作品が〜だ」とか、「〜世紀前半に〜という文化が展開された」というような考え方で記憶しておく事になり、歴史上の人物の活躍や大きな出来事などとは少し別の視点から覚えておく必要があります。 これらの分野は、歴史上の人物の活躍や大きな出来事などの流れから切り離されていると考えられがちな分野であり、実際に勉強するときには、年表で覚えるのではなく、たとえば「絵画」「彫刻」「小説」などのように分けたうえで、その時代を代表する作品と作者をセットにして単純に暗記する作業が必要になると思います。教科書や資料集には、時代ごとに絵画や小説などを一覧表としてまとめてあるページがあると思いますので、その表は丸暗記が必要になると思います。 実際のところ、文化史の分野は、歴史の流れを把握するだけでは覚えきれない分野であり、歴史の勉強の中ではやや異色だともいえますので、この分野を苦手だと考えている人も少なくないと思いますが、一番効率がよい勉強方法は、やはり学校のワークやプリント、そして受験対策の問題集などで地道に覚えていくということだと思います。
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