学校によっては、教科書に載っている内容とは別に、地域の歴史をテスト問題に出題している場合があります。また、公立高校の入試では、該当する都道府県の歴史に関連づけて問題が構成されている場合があります。 小学校の社会の授業では、自分の住んでいる町について詳しく授業で取り上げる授業もありますが、中学校の社会の授業ではその機会があまり多くはありません。しかし、一般的に教科書などで授業を進める場合でも、教科書に載っている学習内容のうち、自分の住んでいる都道府県に関連した出来事などは、学校のテストで郷土の歴史に結び付けた形で出題される場合もあります。あるいは、地理の学習と融合させて、地域の特色とともに歴史が問われる場合があります。 ちなみに、地域の歴史のことを「郷土史」という呼び方をする場合もありますが、社会のテストで郷土史に関する内容が出題されやすいのかということなどについては、自分の学校の中間テストや期末テストの出題傾向をよく確認することが大切です。そして、地域に関連づけた問題が多く出題されているようであれば、郷土史に関連していると思われる部分については注意深く学習していくべきだと思います。 また、高校受験においても、特に公立高校では、ほとんどの受験生が同じ都道府県の受験生であることから、該当する都道府県の地域性を意識して歴史の問題が問われる場合もあると思われます。中学3年生になった後、受験勉強を進める際には、高校入試の過去問題を良く読んで、地域に関連した問題の出題の有無などについて確認したうえで、地域色の強い問題が出題されている場合には郷土史に関連した学習内容をやや意識した学習が必要になります。(ただし、郷土史にこだわりすぎて、一般的な歴史の学習をおろそかにするのは本末転倒なので、郷土史については「少し気をつけて学習する」くらいの感覚を持っていれば十分だといえます。) なお、郷土史に関する問題は、学校のワークや市販問題集では取り上げられていないと思うので、受験したいと考えている都道府県の高校入試の過去問で、該当する地域に関する問題が出題されているのかを把握した上で普段の学習に臨んでみてください。
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