ここでは、日本の奈良時代の出来事について整理します。710年に都が平城京に移ってから、794年に平安京に都が移るまでの期間の出来事です。 この時代、歴史書として、古事記や日本書記などが編纂されました。また、和歌集としては万葉集が編纂されました。 また、奈良時代には、天平文化とよばれる文化が栄えました。仏教の影響が強い文化が栄えたというのが大きな特徴ですが、聖武天皇の時代に最も栄えた文化であるという点や、正倉院という建物と聖武天皇の関係などについて把握しておきましょう。
【710】都を平城京(奈良)に移す→奈良時代へ。 【土地制度の改革】 【723】三世一身の法制定 【743】墾田永代私財法制定 ◎農民が困窮し、逃亡農民が増えた。(当時の農民の困窮ぶりを示した作品が貧窮問答歌である。) ◎そのため、口分田が不足。そのため、班田収授の法が実施困難になった。(班田収授の法の時代は、戸籍に基づき6歳以上に口分田が与えられたが、その制度が次第に破たんしたことになる。) ◎そのため、三世一身の法→墾田永代私財法というようにして制度が改革され、墾田の永久使用を認めることになり、土地の永久私有が認められたため、荘園が発生した。荘園をたくさん持った一族が、後の貴族となる。 【仏教中心の政治】 ◎聖武天皇が「奈良の大仏」を造営。各地に「国分寺」「国分尼寺」を立てた。 ◎仏教が政治に与える影響が強まり、僧の道鏡が一時的に台頭(760年代)。 【764】恵美押勝の乱 【794】都を平安京(京都)に移す→平安時代へ。
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