ここでは、日本の安土・桃山時代の文化について取り上げます。室町幕府の滅亡から江戸幕府が開かれるまで、約30年間ほど隙間の期間があります。その機関は、織田信長が滋賀県の安土を中心とした政治をしたり、桃山文化と呼ばれる文化が発達したりしたので、一般的に「安土・桃山時代」といわれています。 この時代は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人が主に活躍する時代と考えてください。小学校の時にも学習したかもしれませんが、この3人が政治の中心にいたということを把握する事で、改めて複雑な歴史の流れを整理でき、記憶しやすくなるので、この3人の政治の特色と、最終的には徳川家康が結果的に江戸幕府の初代将軍となるということをまずイメージできるようにしておきましょう。
桃山文化・・・障壁画(狩野永徳、狩野山楽)、茶(千利休)、かぶき踊り(阿国) 【織田信長の活躍】 【1576】安土城(滋賀県)を築く。翌年には安土に楽市の制を設ける。 ◎楽市・楽座・・・市場の税を免除し、商業の自由化を図ることで商工業の発展を意図した。 【1582】本能寺の変。信長、明智光秀に倒される。 ◎その後、同じ年のうちに、豊臣秀吉が明智光秀を破る。 【豊臣秀吉の政治】 【1588】刀狩 ◎相次ぐ農民一揆を抑えるために、農民から刀などを取り上げた。農民が武器を持つことは禁じられた。 【1594】検地(太閤検地) ◎長さ、重さなどの単位を統一。全国の田畑の広さ、その土地で作物を生産できる量などを調べ、石高で示した。 【朝鮮出兵】文禄の役(1592)、慶長の役(1597) 【1600】関ヶ原の戦い ◎全国のほとんどの大名が、徳川家(東軍)と豊臣家(西軍)のどちらかについてたたかい、徳川が勝利。 【1603】徳川家康、征夷大将軍となり、江戸幕府を開く。→江戸時代へ
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