ここでは、明治維新のころの時代について解説します。 日本の政治でも「維新」と呼ばれる言葉が使われることがありますが、もともとは、江戸幕府が終わって明治時代に入り、新しい国の体制が作られたこの時代の事を「明治維新」と表現したのがはじまりです。 一方、明治維新の当初は、薩摩や長州などの特定の地域の出身者だけが政治の中心になっていたため、これに批判的な人たちが、後に自由民権運動を起こし、日本でも議会政治がスタートすることになります。
【1868】五箇条の御誓文が発せられる ◎戊辰戦争・・・鳥羽・伏見の戦い(京都)、五稜郭の戦い(北海道函館市)など。旧幕府側の大名・武士が新政府に対抗して戦い、新政府が勝利。 【明治維新後の新政府の政治】 【1869】版籍奉還・・・各地の大名が支配していた土地や人を朝廷に返す。 【1869】四民平等 ◎武士・農民などの身分を廃止し、同時に、華族・士族・平民の制を設ける。 【1871】廃藩置県・・・江戸時代までの「藩」を廃止。新しく「道府県」を置く。 【1872】義務教育の開始(学制の実施による)。 【1872】太陰暦(旧暦)を廃止して、西洋と同じ太陽暦を用いる。 【1872】官営の富岡製糸場ができる。 ◎「殖産興業」の政策の一環。富岡製紙場や、八幡製鉄所(1897)はその象徴的存在。「富国強兵」や「殖産興業」の意味を調べておこう。 【1873】徴兵令・地租改正。 【1873】西郷隆盛が征韓論を提唱。 ◎同じ鹿児島(旧薩摩藩)出身の大久保利通らの反対で西郷は政府を去ることになる。 ◎この時代の政治は、薩摩、長州など特定の藩の出身者のみが政治の中心となっている「藩閥政治」という特色がある。
sponsored link
目次
自由研究・調べ学習特集
参考サイト
年表一覧
Amazon
(c)中学生の社会(地理・歴史・公民)の中間テスト・期末テスト・高校受験の勉強法