ここでは、自由民権運動以降の明治時代について解説します。 日本では、自由民権運動が起き、いわゆる議会政治がスタートすることになりました。一方、江戸時代に結んだ不平等条約のため、外交面ではかなり苦労する事になります。 一方、前のページで説明したように、日本では富国強兵、殖産興業という政策の中で、欧米より遅れて産業革命が進み始めました。そのため、日本が急速に工業力・経済力をつけてきたのがこの時代です。
【1874】板垣退助、「民撰議院設立建白書」を政府に提出。 ◎これ以降、「藩閥政治」への不満から、国会開設と憲法制定を目的とした自由民権運動が活発になる。 【1877】西南戦争。西郷隆盛らの士族が九州で反乱を起こす。 【1881】国会開設の詔。 ◎国会を通じた政党政治が始まる事を想定し、板垣退助が自由党(1881)をつくり、翌年、大隈重信が立憲改進党をつくる。 【1885】伊藤博文が初代の内閣総理大臣になる。 【1889】大日本帝国憲法が公布される。ドイツのプロイセンの憲法を参考とした。 【1890】はじめての衆議院議員選挙が行われ、第1回帝国議会が開かれる。 ◎教育勅語の発布も同じ年。太平洋戦争終結までの日本の教育の根幹となった。 【1900】治安警察法が出される。 ◎特定の考え方を持った人たちを処罰する法律→「大逆事件」も起こってしまう 【不平等条約の改正】 ◎関税自主権、領事裁判権といった、日本にとって不利な条約が海外と結ばれていた。 【1886】ノルマントン号事件で、日本人と外国人との間の差別が問題視された。 ◎しかし、日本は外国人を日本の法律で裁く事ができなかったため、外国人にとって有利な判決が出た。 【1894】外務大臣の陸奥宗光により、領事裁判権を撤廃した。 【1911】外務大臣の小村寿太郎により関税自主権の回復→不平等条約を完全に改正できた。
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