一般的に、社会は「暗記科目」だといわれています。確かに、社会で学ぶ内容は、多くの用語を暗記していなければ問題を解く力に結びつかないという特徴があることは事実です。 そのため、毎回の中間・期末テストの対策のたびに、学校のワークやプリント、あるいは市販の教材などを使って十分なテスト対策を行うことで、学習量を積み重ねていかなければならないのが現状です。高校受験直前になってから、あわてて短期間で暗記できるような易しい教科ではないということを知っておいてください。 ただし、社会は、数学や英語のように、「ある単元が理解できないと次に学ぶ単元が理解できない」という構造にはなっていません。そのため、社会科においては、ある単元が苦手だったとしても、別の単元で成績を立て直すことは簡単に出来ますし、ある分野が苦手だったとしても、全体的には悲観する事はない科目だという事ができます。そのため、長期間にわたって欠席していた人や、これまで勉強をさぼっていた人でも、最初に学習の遅れを取り戻せる教科が社会科だと考えることができます。 特に、社会で学ぶ内容は、非常に関心を持てる分野の学習は興味を持って学べるという特徴があります。今まで社会の成績が悪く、苦手意識を持っている人も、「どうせ社会は苦手なんだ」と言ってあきらめるのは早いと思います。 社会科の場合は、ある単元が苦手でも、次の単元の学習に取り組んでみれば、意外と問題が解けるようになったりするものです。苦手分野の克服は非常に重要な事ではありますが、社会科の学習においては、まずは得意な分野、関心のある分野から知識を固め、得意を伸ばしていくことを優先にするという考えも重要だといえます。社会は、まず得意なことを暗記して自分の勉強に自信をもち、自信を持った勢いで苦手な単元に挑戦するということが十分に可能な教科です。
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