公民の学習は、基本的には中学3年生になってから社会の授業で学ぶ範囲となります。中高一貫校の多くや、一部の公立の中学では、少し先取りして中学2年のうちから学ぶこともあるかもしれませんが、いずれにしても、順序としては基本的に地理と歴史の後に学ぶ内容になります。 公民の学習の多くは、現代の日本の社会の仕組みについて、具体的に言えば政治や経済のしくみなどについて学ぶものですので、時事問題に普段から関心を持っている中学生にとってはかなり興味深い学習になる事は間違いありません。 そこで、公民の学習の中で最も基本になるのは、日本国憲法だということを皆さんには理解してほしいと思います。公民の教科書の目次を見れば分かる事ですが、公民の学習の半分以上は、憲法の条文に沿って、裁判所や国会、行政の仕組みなどについて学ぶ内容になっています。したがって、まずは憲法の条文を把握しておくことが、公民の学習においてはきわめて大切な事だとおもいます。 また、公立の中学校に通っている生徒は、高校受験の対策として中間・期末テストでも地理や歴史の復習となる内容が出題され、それと同時並行して公民の学習を行うことになるので、地理や歴史より公民の学習の量が少なめになりがちになってしまう中学生が多くいるようです。地理や歴史の復習と、公民の授業で新たに学んでいく学習内容の理解を同時に進めていく、そのための学習のバランスについても十分に気をつけることが肝心です。
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