このサイトは、社会のテストで90点を目標にしようというスタンスで勉強法を提言しているのですが、実際のところ、中学生の半分の人は学校のテストで平均点を取れないということになります。平均点を下回るという事は、偏差値でいえば50を下回る数値の成績だということになります。あるときのテスト当日に体調が悪かったために、得点が低かったという人ならあまり問題になりませんが、普段からテストで平均点を下回る成績ばかりとっている状況が常態化してしまうと、高校受験を迎える頃には受験勉強がきわめて大変になります。 毎回の中間・期末テストにおいて、覚える必要のあることを覚えられずに、放置したまま中学3年を迎えると、1・2年生の時に覚えていなかった部分、いわば「覚え残し」の部分が積み重なってしまい、短期間で大量の用語などを覚えるというハードな受験勉強をしなければならないということになります。 毎回のテストで、とりあえず平均点を超えるくらいの学習をしておけば、受験の時に中学校の範囲を復習するための負担が少なくなり、勉強に余裕が持てるようになります。まずは、毎回のテストで平均点を超えるために、学校のワークやプリントの問題を何回も繰り返してみることからはじめましょう。1〜2回解いたときには、なかなか思うように解けずに苦労しますが、5回くらい反復して問題を解くと、自分でも驚くくらいに記憶できるものです。社会は、前の単元までの学習が不完全でも、現時点のテスト範囲を理解する事が困難というわけではありません。そのため、数学や英語の学習より短期間で成績を伸ばす事が可能な教科だといえます。 数学・英語が苦手という人も、まずは、目前にある次の定期テストに向けて、社会の学習から取り組んでみることが良いことだと思います。中学1・2年生のうちは、学校の中間・期末テストには、学校のワークやプリントの問題がほぼそのまま出題されている部分もあったりするので、そうした問題から着実にとけるように、学校のワークやプリントの反復学習を心がけましょう。 また、学校の教材が自分に合わないという人は、市販の教材でも、学習内容が分かりやすくまとめられているものがあります。平均点を超えることが出来ない状態では、あせって難しい問題集に手を出しても理解できずに、ますます勉強が嫌いになってしまいます。まずは、学校の教材と、市販の簡単な問題集などで、基本的な部分をじっくりと理解して、学校の定期テストで平均点を超えるくらいのレベルを目標に、自分に合った勉強法で学習内容を理解していきましょう。
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