近年の高校入試では、用語の暗記だけでは正解できない論述式の問題が多く出題されています。また、その傾向を反映して、中間テストや期末テストなどの定期テストにおいても、論述式の問題が出題されています。 論述式の問題は、簡単に言うと、何らかの出来事や理由などについて簡単に説明する問題が出題されます。これは、用語の暗記だけでは解くことが出来ない問題なので、学習した内容の流れやつながりなどをよく把握しておかなければ対応できません。 たとえば、ある地域の文化と気候との関係について説明する問題や、歴史の流れに沿って何らかの重大な出来事の社会的背景を説明する問題、国会の制度などの社会的なルールが定められた目的などを説明する問題など、論述式として問われる問題は、学習した内容の流れや繋がりの理解が問われています。 しかしながら、中学校の中間テストや期末テストで問われる論述問題の多くは、多くても数十文字で説明できるような簡単なものですし、多くは学校で使用するワークやプリントに二っている論述問題がそのまま、あるいは少しのひねりを効かせただけの問題が問われている場合が多いと思います。 公立の中学の場合、高校入試を受ける人がほとんどですが、高校入試における論述式の問題も、出題が予想される問題はほとんど決まっています。論述式という問題の性格上、中学生に解かせるような論述問題は基本的な問題が多いと考えられます。実際に、論述式といえども、長い説明を必要としない(例えば30〜50字程度など)ものが多く、学習した内容の流れやつながりなどをよく把握しておけば誰でも正解にたどり着けるような問題がほとんどだと考えられます。 そのため、学校のワークやプリント、そして入試用の基本的な市販問題集などで、多く取り上げられているような問題を解き、出題されそうな問題のパターンをつかんでおけば、中間・期末テストにも対応でき、そのまま高校入試にも対応できるようになると思います。
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