中学校の公民の学習の中で、選挙制度として「ドント方式」の計算が高校入試によく出題されることがあります。問題集などでドント方式の計算を解いたことがあったり、参考書で説明の図を目にしたりすることもある人も多いと思います。また、高校受験だけでなく、高校に入った後で学ぶ「政治経済」という科目の大学受験問題においても必要な知識なので、十分に理解しておいたほうが何かと便利な分野です。 しかし、皆さんの中にはドント方式の意味がよく理解できない、算出方法が良く分からないという人も多くいると思います。そこで、エクセルを使って、架空の選挙結果を用いて、実際にドント方式の計算をしてみましょう。普段机に向かっているだけではなく、エクセルを使ってみるのも受験勉強の気分転換という意味で良いことだと思います。 最初に、比例代表方式において、ある地域でA党〜E党の各政党が出馬し、その地域の比例代表の定数を15議席とします。エクセルで、下の図のようにセルに記入してください。また、各政党の得票数は以下の図のとおりと仮定しますので、議席数の「1」の横に各政党の得票数を記入してください。 なお、本格的な計算の作業は次のページ以降を参照してください。なお、ドント方式の計算方法を学ぶだけでなく、条件を変化させる事で計算結果がどのように代わり、議席の獲得状況がどのように変わるのかということもあわせて考えて見ましょう。エクセルなので難しい計算をしなくても簡単にシミュレーションできますので、これを機会に選挙に関心をもってみるのもよいかと思います。
sponsored link
目次
自由研究・調べ学習特集
参考サイト
公民まとめ一覧
Amazon
(c)中学生の社会(地理・歴史・公民)の中間テスト・期末テスト・高校受験の勉強法