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小政党の連携がもたらす効果

 最後に、小さな政党同士が連携して連合を組んだ場合を想定しましょう。一番最初のモデルでは、D党とE党は両方とも議席を失いました。しかし、かりにD党とE党が政策的に近い場合、D党とE党が妥協を繰り返しながらも選挙協力として連合を組んだとしましょう。すると、単純に言えばD+Eの連合は1議席を獲得でき、代わりにA党は議席を1つ失う結果になりました。

 そもそも、D党とE党が何らかの政策をどうしても実現したいという場合、D党とE党が両方とも0議席になるよりは、D+Eの連合から代表者として1議席を取ったほうがよいわけですから、小政党同士の連携は時には有効になることがあるということが言えるでしょう。

 逆にいえば、A党の政治に対して不満が大きくなっている場合、「反・A党」という目的でD党とE党が連携することが有効になるという表現に言いかえることもできるといえます。また、大きな政党では少数意見は反映されにくいので、大きな政党に対抗して小さな政党同士が連携するということ、ある政治家の言葉を借りれば「小異を捨てて大同につく」という手段が少数意見の反映のためには有効ということもいえそうです。



【選挙の「ドント方式」をエクセルで理解しよう:目次】
選挙の「ドント方式」をエクセルで理解しよう
計算のための表を、ドント方式の制度を理解しながら作ってみよう
各党の得票数を1,2,3などの順で割った数をチェック
大きな政党が支持を失い、対抗する政党に支持が移った場合
浮動票や若者の投票率減少による影響
小政党の連携がもたらす効果

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目次

はじめに
はじめに(トップページ)
地理・歴史・公民の違い
社会という「暗記科目」の効率的な学習
地理
世界地理と日本地理の2つに分けられる
白地図で地形や地名を覚えよう
グラフや図表をよく観ておこう
産業や農業製品、工業製品などは地図とセットで覚える
興味のある地域の風景などをインターネットで見てみよう
歴史
日本の出来事と世界の出来事
人物、出来事、年号は大きな流れを把握しながら覚える
世界の出来事は地理の学習とセットで覚える
文化史の部分は大きな流れとは別に覚える
地元の歴史(郷土史)にも目を向けよう
中学社会用の年表の目次
公民
基本は日本国憲法。
図を書いて覚える事がとても重要
時事問題はテレビや新聞のニュースで対策
中学公民のまとめの目次
中間・期末テスト
社会のテストで90点を取りたいと思う人が気をつけるべきポイント
社会のテストで平均点をとれずに苦戦している人へ
部活動との両立に悩んでいる人は「暗記メモ」を作ろう
定期テストの勉強で社会科に必要な暗記を積み重ねる
用語暗記だけでは対応できない「論述式」の対策
社会が得意な人は「9教科」(実技4教科:副教科)も成績がいい?
テスト勉強で学校のプリントやワークを活用する

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